くにさき書房・国嵜書房
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小説・利奈の気まぐれ日記
第1章
第5節
 
痴漢君との出会い
 
小田急線を利用して通勤しているときのことです。
私は、少し寝坊して、気分が良くありません。

小田急線は、比較的痴漢が少ない路線と言われています。
それなのに、私のお尻をぎこちなく触る手がありました。
それで、私は、駅に着いて、ドアが開くのを待って、素早く痴漢の手を掴み、電車から降りました。
そのままにしておくと、他のお客様が痴漢を捕まえて駅員に引き渡してしまう可能性があったからです。

「あなたは、私に痴漢をしていましたね!認めますね!」

「はい!」

「はい!では、顔写真をお願いします。
そう、犯罪者のようではなく、明るい顔で!
この写真は、私とお別れするときに削除されます。ご安心ください。」

「はい!」

「CAFEに移動しましょう!
そして、私は、あなたの行為のおかげで、会社を休みます。
あなたも休んでくれますか?」

「はい!いますぐ、会社に電話をします。」

CAFEに入りました。
痴漢をした男性は、私の指示や質問に、素直に応じています。

「痴漢であることを認めていますので、いくつかのアンケートをお願いします。最初に、あなたのお名前です。下の名前だけで結構です。」

「英太と言います。」

「あなたが痴漢として、駅員に引き渡されたら、あなたはどうなりますか?」

「たぶん、会社はクビになると思います。
そして、僕の人生の汚点になります。」

「はい、では次の質問です。
なぜ、痴漢の対象が私だったのですか?」

「はあっ!はい!
あなたが綺麗だったからです。」

「では、次の質問です。
あなたは、ベテランではありませんね!
なぜ、痴漢をしてしまったのですか?」

「お姉さんが、綺麗だったからです。」

「わかりましたが、もう少し大きな声で!」

「お姉さんが、とても綺麗だったからです。」

回りの人が、笑っています。

「それで、あなたは、どこまでの覚悟があって痴漢をしたのですか?」

「お姉さんを見て、衝動的に、です。」

「それは、どのような理由からですか?」

「やはり、お姉さんが、とても綺麗だったからです。」

少し、やけくそ気味に言っているように聞こえます。

「あなたは、心の底から私のことを綺麗だと言えますか?」

「はい!お姉さんが綺麗で、つい手を出してしまいました。」

「ねえ、英太くん、今の言葉を、もう一度お願いします。少し大きな声で!」

「お姉さんが、とても綺麗で、つい手を出してしまいました。」
 
 
≪まだまだ、続きます。≫
この先は、少しお待ちください!
 
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