くにさき書房・国嵜書房

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小説「美奈子の旅日記」
第1章 玲奈と石垣島旅行
第2章 2日目の観光
2日目の昼の観光
ホテルのレストランで
川平湾観光
おじいちゃんのホテル
おじいちゃんとおしゃべり
おじいちゃんとお風呂
【ご案内】小説の一部を抜粋して掲載している場合があります。
第2章 2日目の観光
2日目の昼の観光
 
朝帰りでホテルに戻り・・・
二人で一緒にシャワーです。学生時代以来の二人でのシャワーです。

「お互いに、重力、怖いですねえ!」

「玲奈は、まだまだ十分若いわよ!羨ましいわ!」

「そんなことないわよ!美奈子だって、まだまだいけるわよ!
昨夜だって、頑張っていたじゃないの!優二君、喜んでいたわよ!」

「昨日のお二人さん、少し若かったけど・・・私たちが主役というのも、いいものね!
私たちがお相手できるのは、いいところかもね!
怪我をしたくは、ないですからね!」

「彼らは、熟練者ではなかったから良かったけど、熟練した体力がある男性なら、押し付けられて、入れられてしまったかもね!種を入れられて、困るのは私たちだしね!」

「まあ、満腹とはいかなかったけど、7分目がいいところね!
と言いたいところですが、私は、もう少し刺激的なことを期待していました。」

不思議です。
学生時代の友だちとの旅行は、頭の中は、学生時代のままです。

「おじいさんは面白そうだけど・・・
二人では来ないよね!
来るとすれば夫婦でしょうし、一人で石垣に来るおじいさんなんて、いるのかしら?」

「お金持ちのおじいさん、興味あるなあ!」

「お金をねだるつもりはないけど・・・
一生懸命ご奉仕して、どのように反応してくれるかが楽しみですし・・・
二人で競争をすることもできるね!」

「良さそうな人がいたら、声を掛けてみようよ!
旅の恥は、何とかって・・・言うでしょ!」

港の周りのお店を散策します。
特に買いたいものがあるわけではありませんが・・・
どうしても観光客、それも年配の男性に目が行ってしまいます。

私たち・・・
沖縄への旅行ということで、少し明るい洋服を着ています。
もしかしたら、25才くらいに見えるかもしれません。
自分勝手な、判断ですけどね!

「25才くらいに見えたら、チャンスがあるかもね!」

「CAFEで、お茶でも飲もうか!」

「そうね!」

「おじいちゃん、なかなかいないわね!」

考えたら、笑ってしまいます。
男を漁っている学生時代を思い出します。

意識して見ているのですが、二人連れのおじいさん、或いは一人だけのおじいさんは、見つかりません。
二人連れのおじいさん、ひとりだけのおじいさんは、観光地では似合いません。

「今日は、不漁ですね!」

「少し早いけど、ホテルのレストランで、食事をしようか!」

<241202>
ホテルのレストランで
 
食事の前に、港に近いホテルのロビーの待合いで作戦会議です。
おじいさんに声を掛けてもらえることを意識した行動を考えました。

少し胸を張って歩きます。
そして、おじいさんを見つけたときは、さりげなく視線を送る準備をします。
危険を感じさせない視線です。

芸能人とまではとても見えませんが、自分で考えても、ちょっと気になる二人連れです。
少しの時間、ロビーにいましたが、ホテルのレストランに移動をします。

ここは、それなりに有名なホテルですから、ボーイさんの動きが機敏です。
レストランの入口で立ち止まっていると、ボーイさんが寄って来て、席に案内してくれました。

案内された席は、海側の眺望がいい席です。
昼食には、少し早い時間なのか、多くの席は空いていましたが、優先的に窓際の席に案内してくれました。
私たちが、女性の観光客だからでしょうか!

早い時間のランチでしたので、簡単に食事をして、コーヒーをいただいて・・・少し寛ぎます。
海を見ながら会話をしていたのですが・・・
少し気になる視線を感じました。

適当に時間を潰して、カードで支払いを済ましてレストランを出ると・・・
近寄ってくる気配を感じました。

「何か、忘れ物?」と思って振り向くと・・・

目に入ってきたのは、レストランで私たちにさりげなく視線を送っていたおじいさんでした。
おじいさんは、ひとりです。

「ごめん、ごめん!突然声を掛けて・・・
お店の中で声を掛けるのは良くないから・・・
タイミングを見て、声を掛けさせていただきました。」

「・・・」

「女性二人の旅行ですか!
ほかに、同行者は・・・?」

「二人だけの気晴らし旅行です。」

「そお!
午後の予定が決まっていなければ、一緒に少し観光をして、夕食をご一緒してくれませんか!
僕は、少し持て余していたんですよ!
良かったら、一緒に行動をしませんか!」

「私たちは、特に予定はありません。
ご一緒させていただければ、ありがたいです。」

「知らない人同士というのも何ですから、自己紹介を・・・
もう一杯お茶を飲めますか!」

「大丈夫です。」

ホテルの1階にあるラウンジでコーヒーをいただきながら自己紹介です。

「僕は、東京から来ました。清野甚太郎と言います。年齢は、70才少し前です。
お二人は?」

「私は、玲奈と言います。30才です。」

「私は、美奈子です。30才で、玲奈とは、大学時代の同僚です。」

二人とも、年齢を少し若く、言いました。

「学生時代の同僚の旅行ですから、仲がいい証拠ですよね!
それだけで、安心です。」

「・・・」

「と言うのは、ね!観光地に来ると、若い女性とお話しできるのは嬉しいですけど、いろいろな女性がいて、怖いのです。
でも、あなた方お二人は、見ただけで安心!やさしそうです。」

「そんな風に見ていただけるなんて、嬉しいです。」

「でね、僕が泊まっているのは、このホテルではありません。
自分が泊まっているホテルは自由が無いから、このホテルで食事をしているのです。」

「意味が良くわかりませんが・・・
何てお呼びすればいいのですか!」

「清野でいいと思います。あなたたちは、玲奈さんと美奈子さんでいいでしょうか!」

「・・・」

「ですが、私が泊まっているホテルでは、姪と言うことにしてくれませんか!
ホテルで説明するのが面倒ですから・・・」

ますますわからなくなりました。

<241202>
川平湾観光
 
「お二人は、時間は大丈夫なの?
夕食もご一緒できるの?」

「私たち、二人だけの気晴らし旅行ですから、お付き合いできます。」

「気晴らしって、何度か聞いたけど・・・
溜まっているストレスがあるの?
どんなストレスだろうね!」

「正直に言いますけど、私たちは主婦です。
ときには、夫の所有物から逃げたくなって・・・
でも、結婚してから二人だけの旅行は、初めてなんですよ!」

「意外にも、気楽な主婦ではないんだね!」

「・・・」

「どお?
川平湾観光に行きますか?」

「はい!清野さんについて行きます。私たち、二人とも姪ですよね!」

「そのことは、あとで説明します。
川平湾へは、ホテルからタクシーで行こう!
帰ってきたら、夕食だね!」
ところで、ホテルには帰らなくてもいいの?」

「大丈夫です。二人だけだから・・・ホテルに電話をしておけば・・・」

一気にタクシーで川平湾まで行き、グラスボートに乗ります。
そして、タクシーの中で雑談をしながらホテルに戻ります。

ホテルに着いて、タクシーを降りると・・・
「姪だから、僕のことは、『おじいちゃん!』と呼んでね!」と、改めて言うのです。

私たちが姪だとすると、清野さんは、おじさんなのですが・・・

「おじさんでなくてもいいのですか?」

「おじいさんでお願いします。
おじいさんであれば、多少早々をしても許されるような気がして・・・」

「そう言うことね!」

夕食は、また別のホテルのレストランに出掛けるようです。
私たちは、顔を見合わせます。

おじいちゃんは、レストランがある方向に、どんどん歩いて行きます。
私たちは、おじいちゃんを追い掛けます。

レストランのボーイさんに誘導されて、窓際の席に座ります。

「僕のおごりだから、たくさん食べてね!
二人は、ほんとうの姪のようだ!可愛いし、素直だし・・・」

「私たちは、遠慮はしませんよ!『おじいちゃん』いいの?」

「おじいちゃん」と呼んだら、清野さんは、とても嬉しそうでした。

食事が終わって・・・
「今日は、僕の部屋に泊っていく?
帰らなくてはいけない用事があれば別だけど・・・」

「・・・」

「ちょっと露骨な話をするけど、僕は、女性を物色していたわけではないですからね!
ただ、若い女性と一緒にいて、お話をすると、嬉しくなって・・・
おじいちゃんになると、誰もが、そうだと思うよ!」

「何で、私たちだったの?」

「可愛かったのがいちばん!
大人のようだけど、ちょっと幼稚な感じもしました。
また、それが可愛かった!」

玲奈が・・・
「女性は感じなかったの?」

「女性であることは間違いないけど、それよりも、可愛かった!
大きな声では言えないけど・・・処女って、感じです。」

「おじいちゃん!私たちのこと、処女に見えたの?
いろいろな見方があるものね! もう30才なのにね!
そう言えば、私たち、経験は少ないしね!
まだ、学生時代の延長でキャンキャンやっているのが好きだし、その面では処女かもね!」

「処女か!懐かしいね!」と・・・私。

「おじいちゃんは処女が好きなの?」

「昔の人間だから・・・今は、ほとんどいないようですけどね!」

レストランで話をする内容ではなくなっています。

「仕方がないわね!
今日は、二人、おじいちゃんの部屋で寝ることにします。
だけど、おじいちゃん、襲わないでね!
姪なのだから・・・」

<241203>
おじいちゃんのホテル
 
タクシーで、おじいちゃんが泊まっているホテルに着くと、ベルボーイが車のドアを開けてくれました。
石垣の市街地では、高級で有名なホテルです。

おじいちゃんがフロントに行き、何かを話しています。
そして、こちらを指差しました。

フロントマンがこちらを向きましたので、私たちは、お辞儀をしました。
客室に同行することを報告していたようです。

「お二人さん、行こう!」と言うので・・・おじいちゃんについて行きます。
すると、最上階でエレベータを降りるようです。

部屋に入って、びっくりです。
私たちが泊まっているよりも、はるかに広い客室です。
広々とした居間があり、スイートルームのようです。

当然、オーシャンビューです。
窓は、床から天井までガラス張りで・・・

おじいちゃんが、部屋の中を案内してくれました。
「ここは、僕が寝ている部屋です。
こちらが、ゲスト用の寝室でツインです。」

簡単な台所があって、凄いのがお風呂です。
居間からは直接見えませんが、総ガラス張りのお風呂です。
そして、大きなジャグジーバスです。

玲奈が・・・
「おじいちゃん、こんなところに来たら、ブレーキが壊れてしまいますけど・・・美奈子、どうする?」

「私たち、主婦のままでいい?
ギャルが、いい?」

「ねえ、お二人さん、気張らなくてもいいよ! 主婦のままが好きだから!
もう少し飲んでくれるだろ!
ルームサービスを頼むから・・・何を飲むの?」

「何を飲んでもいいの?
だったら、私、泡盛のロック・・・」

「泡盛のロックねえ! 飲兵衛さんだね!
今、フロントに頼むから、来るまでは静かに、ね!」

「大丈夫です!この雰囲気に酔っています。
ここは、スイートルームですよね!
私、若いころスイートルームとラブホテルの区別ができなかったのよ!

スイートルームを、『男女が甘い時間を過ごす場所』と思っていました。
それで、スイートルームは、芸能人や有名な人が、お忍びで来る場所と思っていました。」

意外に早く、ルームサービスに依頼したものが届きました。
居間のテーブルにセットして、ボーイさんが帰りました。

<241203>
おじいちゃんとおしゃべり
 
それぞれがグラスを持って、乾杯です。
「素敵な出会いに、乾杯!」

「おじいちゃんは、私たち二人から、何をして欲しいの?
できる限り期待の沿えるようにするけど・・・」

私たちは、昨夜、刺激的なお遊びをしましたので、臆さずにエッチな話ができています。
話だけでなく、行動も、です。

「おじいちゃんは、若い二人の姪の肌に触れたいです。
それから、一緒にお風呂に入りたいです。」

「おじいちゃんの要望は、結構、地味なのね!」

「恥ずかしそうな二人を見たい!」

「いろいろあるのね!
ところで、姪御さんの数は、多いの?」

「実際の姪はいるけど、ここだけの姪は、君たちが初めてだよ!
声を掛けるんだけど、意外とうまくいかないんだ!」

「なあんだ!それで、私たちのこと、処女なんだね!
おじいちゃん、もう大丈夫!
私たちはね、処女と主婦の二足の草鞋を履いているから!
今日は、ほんとうに泊ってもいいの?」

「おじいちゃん、泊まれるなら、ゆっくり楽しめるね!
朝は何時に起きればいいの?」

「朝食を食べられる時間なら・・・
一緒に、朝食を食べてくれるよね!」

「玲奈、朝で恥ずかしくないの?」

「大丈夫!姪だから・・・
たぶん、このホテルの朝食のほうが、豪華だと思うよ!」

「おじいちゃん、飲み過ぎないでね!
とは言っても、私たちの場合は、飲まないと度胸が出ないのよ!
普段は、そこいらにいる一般的な主婦だから・・・」

「おじいちゃんと、こんなに広い部屋に泊れるなんて、二度と無いことだから!
だから、今日は夢の世界!
おじいちゃん、私たち、満喫してしまって・・・」

「おじいちゃんは、先ほど『恥ずかしそうにしている二人を、見たい!』と言っていたけど、それって、何?」

「玲奈!それは、たぶん、私たちの自慰行為よ!
ねえ、おじいちゃんそうでしょ!」

「まあね!」

「いいわよね!玲奈は、上手だから・・・
学生気分でできるわよね!」

「期待して待っていてくれる? おじいちゃん!」

玲奈がおじいちゃんに擦り寄って・・・
おじいちゃんの股間に手を載せてしまいました。

「おじいちゃん、ご立派なお道具を持っていますね!
今夜が楽しみだわ!」

<241203>
おじいちゃんとお風呂
 
「おじいちゃん、そろそろお風呂に入ろうか!」  

玲奈が・・・
「私、おじいちゃんの服を脱がせてあげる!」と言って、勝手に脱がせ始めました。

「ヤダーッ!おじいちゃん立ってるよ!
あとでいっぱいあ触りしてあげるから、少しだけ待ってね!」

「・・・」

「バスタブが大きいから、三人で一緒に入ろうよ!」

「君たち二人は、ほんとうにお酒が強いんだね!
お風呂で転ばないでね!」

私たちが、おじいちゃんに、気遣いされています。


<続く>
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