くにさき書房・国嵜書房
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小説・利奈の気まぐれ日記
第1章
第2節
 
男友達が父親に挨拶
 
私が風呂上りに、いつものように、バスタオルを手に持って、裸で父親の前を歩きます。

「お父さん、利奈は、可愛い?
利奈とセックスをしたくなる?」

「やめろよ!お父さんをからかうのは・・・!」

「そうではなく、お父さんにお願いがあるの!お母さんも一緒だけど、今度の土曜日の夕方は、空いている?」

「土曜日だから、会社は、休みだけど!」

「そうであれば、私の男友達が、私の両親に挨拶をしたいって言うのよ!
私は、特に急いでいるわけではないけど、彼は気になるらしいのよ!
それで、挨拶が終わったら、一緒に居酒屋に行って、夜は、我が家に泊まりたいと言っています。」

「だったら、準備もあるだろうから、お母さんの了解も得ておいてくれ!」

「ゴメン!お母さんには、先に承諾してもらいました。
じゃあ、土曜日の夕方5時ころだからお願いね!」

「そのときは、ズボンを履いていてもいいのかな?」

「そうね、初対面だから、特別に許可します。」

「利奈、ありがとう!」

土曜日の夕方、彼が来ました。
お母さんが迎えに出ます。

「いらっしゃいませ!
居間で利奈の父親が待っています。
こちらのソファーにお座りください!」

「こんにちは!
利奈さんとお付き合いをさせていただいている康太と申します。」

「おーい!お母さんと利奈、一緒に聞いてくれ!」

「今、お茶を持って、伺います。」

「康太君だそうだ!」

「みんな揃ったな!」

「はい!」

「僕は、康太と申します。
2ヶ月ほど前から、利奈さんとは『結婚を前提としない!』お付き合いをさせていただいています。最近、いろいろな事件があって、ご両親も心配かと思いまして、ご挨拶にお伺いしました。ご両親様には、少しでもご安心いただければと思います。」

「今、よく聞き取れなかったけど、『結婚を前提としない!』お付き合いというのは、ほんとうかね!」

「はい、利奈さんも十分ご理解されていると思います。
どちらかと言うと、利奈さんからの強い申し入れがあったものですから!」

「はあっ? 利奈、ほんとうかね!」

「はい!康太さんには、私から『結婚を前提としない!』お付き合いをお願いしました。」

「このことは、お母さんも知っているのかね!」

「私は、直接は、聞いておりませんが、うすうすと!」

「気に入らないなあ!」

「でも、僕たち二人で決めたことですから・・・。
で、今日からは、『お父さん!』と呼んでもいいですか?」

「『お父さん!』とは呼ばないでくれ!」

「では、『おじさん!』でもいいですか?」

「勝手にしろ!」

「おじさん、ありがとうございます。
『勝手にしろ!』と言うことで、ご了承を得ました。利奈さん、良かったですね!これからは、堂々とお付き合いできますね!
これから、居酒屋さんに行く予定と聞いていますが、今夜は、泊めていただくこともお願いしています。利奈さんと同じ部屋でもいいですよね!」

「俺は、腹が痛くなってきた!君たち三人で居酒屋に行ってくれ!」

「おじさん、ありがとうございます。
おじさんがいらっしゃらなければ、楽しい時間を過ごせそうです。」

「勝手にしろ!」

「おじさんは、『勝手にしろ!』が好きなようですね!
こんなにも僕の自由にさせていただいて、ほんとうにありがとうございます。
今日は、今まででいちばん美味しいお酒を飲めそうです。」

「そうね!」

「ね!利奈さん!
お母さんもそうですよね!お酒は、若い人たちと飲むほうが美味しいですよね!」

「好きにしろ!」

「・・・」
 
康太君のお泊り
 
「僕たち、おじさんに『勝手にしろ!』『好きにしろ!』と言われて、自由に飲んで!
おじさんは、留守番を、ちゃんとしていたでしょうかね!」

「あなたたち、ほんとうに面白いわね!」

「僕たちは、『結婚を前提としない!』お付き合いということで、あまり先のことは考えないようにしています。
現実を最高に楽しい時間として過ごせれば良いと考えています。社会の変化が早くて、僕は、着いていけないからです。
実際、いつ会社が潰れるかもわかりませんし、僕が、会社を首になるかもわかりません。
ですから、あまり先の夢を語っても仕方がありません。そして、軽々しく将来を約束できません。ね、利奈さん!
僕は、頭は、良くありませんが、体力はあります。一晩で3回は、いけると思います。
利奈さんも結構凄いですよ!大きな声を出して、僕でさえびっくりすることがあります。
そのような状況ですが、暑いから、ドアを開けておいてもいいでしょうか?」

「お母さん、心配しなくても大丈夫よ!
彼は、体力がありそうなことを言うけど、意外と早く果てますから。」

「そうなの?
ドアは、好きなようにしてください。」

父親は、気が気ではなかったようです。
1時間ごとにトイレに起きて、眠れなかったようです。
彼は、朝食も家族と同じテーブルで食べて、出勤するようです。」

「おはようございます。
暑かったですが、おじさんたちも頑張ったと思います。
いかがでしたか? 楽しい夜でしたか?
僕は独り住まいですから、このような朝食をいただいたのは、久しぶりです。
今後も、ときどきお世話になってもいいですか?」

「勝手にしろ!」

「ありがとうございます。
勝手に行動させていただきます。利奈さん、良かったですね!
これからは、頻繁にこのお宅に寄らせていただきます。夜のお付き合いも余裕をもってできますね!
僕は、こちらのお宅のルール、好きですよ!隠し事が無いってことは、平和だからできることです。それで、ここで言って良いのかわかりませんが、利奈さんはもちろんですが、お母さんにも興味が出てきました。下半身を見せて歩いている姿は、可愛いじゃないですか!」

「・・・」

「お母さんたちは、楽しくないのですか?
朝から陰気にしていると、楽しいことや素敵な人に出会えませんよ!
ね、利奈さん!」

「・・・」
 
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