| くにさき書房・国嵜書房 |
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| 第2章 第4節 |
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瑤子さんが同居人に |
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私が、会社から帰宅すると・・・。
「お帰りなさい、お嬢様!」と言う声が聞こえてきました。
いつものお母さんの声ではありません。
それと、『お嬢様!』と言われたことは、いままで、一度もありません。
でも、聞いたことがある声です。そうです。隣の若奥様です。
いつもベランダ越しに話をしている隣の奥様です。
「お母様、お嬢様がお帰りですよ!」
「まあまあ、お嬢様だなんて、どこのお嬢様なのでしょうね!
おかえり、利奈!」
「どうしたのよ、お母様!」
「利奈まで、お母様だなんて、照れちゃうじゃないの!
利奈、今、説明をするから、着替えて居間に集合ね!
お茶を用意しますから!」
≪中略≫
「利奈が恥ずかしいことを知っているなんて!
利奈は、『恥ずかしい!』と言う言葉を知らないと思っていました。
それから、利奈、瑤子さんは事情があって同居しているわけですから、瑤子さんの過去は、あまり聞かないように、お願いね!
それで、瑤子さんの部屋は、利奈の隣の部屋にしましたから、よろしく、ね!」
「利奈さん、お母さん、改めてよろしくお願いします。
今日、引っ越してきたばかりですから、何もできませんが、勘弁してください。慣れてくれば、いろいろとお手伝いできると思います。」
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瑤子さんの離婚の原因 |
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瑤子さんの離婚の原因は、涙ながらに、お母さんに話をしたようです。
それで、瑤子さんの説明を整理してみました。
≪中略≫
「最近、私も義母の心境がわかるようになりました。
いつまでも、幾つになっても女性でいたいという心境と願望です。それで、自分が女性として、生き続けるためには、多くの男性と出会って、エキスをいただくことだと・・・。
私たちが、実家から、お隣に引っ越してきたのは、私たちの夫婦関係が近隣の人に知られて、居られなくなったからです。
でも、こちらのお母様とベランダ友だちになって、いろいろお話を聞いているうちに、お母さんの現代的な考え方に同調できることが多く、安心できたからです。また、ミス目さんのことも気になってきました。
それで、何かあったときには、お隣さんに相談しようと決めていました。そして、結果的に同居させていただくことになったわけです。
幸い、お父様も私に興味を持っていただいているようで、安心の材料になりました。」
<260704> |
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